Home  日々の活動  2018年度第1期 集団ILP1回目♪

2018年度第1期 集団ILP1回目♪

自立生活センター・ナビの小八重です。最近は猛暑、豪雨、台風、地震が立て続けに起きて、一体日本はどうなってしまうんだろう…とたまに感じることがありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、去る9月11日(火)にナビでは2018年度集団ILPを開催しました。その名も「聞く!知る!話すで新発見!?みんなちがって★みんないい」です!

テーマは「自分の障害と向き合うこと」
当初は募集人数は4名でしたが、残念ながら2名に留まりました。今回の参加者は当法人の障害者活動センター に通う「赤おに」のIさんと「青おに」のAさん。

お二人ともとても若く、今回が初めのILPとなります。初めは緊張した空気で始まりました。

アイスブレ イクで軽く緊張をほぐした後、自己紹介シートを作成。質問項目は会いたい有名人、ストレス解消法等々…。IさんもAさんもテレビゲームが好きなようで、今 の若者らしい感じが印象的でした。

スタッフも予め作成していたのですが、シートの起こすと参加者との意外な共通点があったり、新たな側面が見えたりするものですね。

後半は全国の自立生活センターで、自立生活プログラムの時に使われる事も多い「私たちの権利」をスタッフの東が実体験も交えて説明。

中でも「わかりません」「できません」と言ってもいい権利に関しては、僕にとっても衝撃的でした。

「わからない」「できない」にも関わらず、「わかります」「できます」と言ってしまう、あるいは言わざる得ない生きづらさ、苦しさって計り知れないんだろうなと思いました。

例えば、能力がない、笑われたくないという気持ちから、つい「できます!」と言ってしまったり…。

お二人も気遣いや遠慮から言いたいこと言えなかったなどのエピソードを話してくれました。 
今後も自分の意思をしっかりと伝えていけるよう、このILPが一助になれば…と思いました。

ここで1日目 は終了。時間の経過がとても早い…。

改めて、普段の生活の中でこんなに人の人生に触れる場って、なかなかないよなということを感じたILPでした。これから 2回、3回と続くので、どういった展開になっていくのか、また自分自身がILPを通じてどのような気づきがあるのか、楽しみです!

自立生活プログラムとは

多くの障害者は障害があるというだけで、ひとりで買物に行ったり、友達と遊びに行ったり、仕事をするなどのごく当たり前のこと を経験する機会すら失ってきています。障害があることで、制限された生活によって奪われてきた、外出・料理・遊び・金銭 管理など様々な経験を自立生活をしている障害者がリーダーとなり楽しみながら取り戻していくプログラムです。

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